瓶の種類

ここで瓶の種類(広口と細口)によって若干成型方法が変わってきます。広口びんでは「プレスブロー」と言われる成形が、細口びんでは「ブローブロー」という成形を施したうえ、最終的に常温まで少しずつ冷却していき完了となります。

ちなみに製造ペースは、ドリンク瓶で毎分400本程度と言われています。ガラス瓶の製造で特に注意しなくてはいけないのが、わずかな傷でも強度が著しく落ちてしまうという点。

そこで通常行われているのがガラス表面への金属や表面活性剤のコーティングです。このコーティングにも種類があって、成型直後に実施するものと冷却されてから行うものの2種類があります。

前者をホットコーティング、後者がコールドコーティングと言われています。このようにガラス瓶には製造段階での難しさがついて回り、いきおい軽量化、薄肉化の足かせとなってしまいます。

そうは言うものの各種優位性のある素材であるが故需要は続いており、生産側としても溶融技術の改良や高品質を安定的に維持していく生産技術や検査技術といったトータル的な品質管理が求められる分野と言えるのではないでしょうか。

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