包装の始まり

食品を買う時には必ずパッケージがされています。長芋にもじゃがいもにもお肉にも、パッケージはされています。「フクロはいりません」と言っても、畑から出荷の段階でパッケージはされています。食品を運ぶ場合、何かに入れて運ぶのは当たり前かと思います。じゃがいもを素手でそのまま畑から持ってくると人もいるかもしれませんが、たくさん運ぶことはできないと思います。保存するものだったり、運ぶものだったり、入れるものだったりとパッケージは必要だと思います。それは木皮籠や藤籠、竹籠というものだったり、壺や樽、ビン、むしろというものもあるかと思います。これらは包装紙の原点と呼んでもいいかと思います。紀元前四〇〇〇年頃に中国で彩陶器というものが登場したそうです。とても美しい器だそうで、当時の人達は食事をするにも器にも凝っていたことがよくわかるそうです。機能美と装飾美とが調和したとても素晴らしいものだそうです。模様も魚の模様がついていたりします。現在でもパッケージというのは売上を左右するそうですが、人間は見た目で決めるところがあるので当たり前かもしれません。日本では「藁苞納豆」というものがあるそうです。東北地方で発明されたそうで、現在でも藁苞納豆を売っていたりしていると思います。包装という字を見てみると、包むと装うという漢字が使われています。このことからパッケージは日本は包むというのが主流だったということが判るかと思います。欧米は「詰める」という方がしっくりするそうです。瓶詰め、缶詰というようなものを好んでいるような気がします。包装、パッケージというのは、その時代を代表する文化のバロメーターと呼べるという人もいるそうです。