野菜の梱包について

消費者は野菜を購入する際に「おいしさ」「安全さ」「新鮮さ」という3つの要素を決め手にしています。しかし、消費者が3つの要素を確信するためには、購入して食卓に上がるまでは分かりません。未知な商品を購入するポイントとなるのが梱包方法です。
実際に売上を確保している生産者の9割以上が梱包を工夫しています。売れる梱包の最大の特徴は「シンプルで野菜の状態が良く見える」です。消費者は値段→鮮度→産地の順番で野菜の価値を測ります。従って、梱包の状態にあっても野菜の品質がクリアに見えている必要があるのです。必然的に梱包資材(パッケージ)デザインを工夫することになります。パッケージデザインを考案する際には、消費者が生産者に求めていることを考えてみましょう。洗練された原色デザインよりも、暖かさや温もり、田舎の新鮮な空気を伝えられる親しみやすいデザインを目指すとよいでしょう。