工業包装に使用される紙

包装には、紙やダンボール、木材、プラスチック、ガラスなど様々な材料が使用されています。
ロール紙は、片面に光沢のある紙で、原料により純白ロール、Sロール、Gロールに区別されます。
デパートなどで使われる包装紙や小袋の他、チラシ、カートンの内貼りなどに使用されますが、軽量工業包装用にも利用されます。
クラフトパルプを原料としたクラフト紙は、針葉樹を原料として作られ、褐色で表面はやや粗く、外観は劣りますが強度は強くなります。
食料品、嗜好品、機械類などの包装に用いる油紙は、化学パルプを原料とした原紙を、油で処理をして作られます。
ポリエチレン加工紙は、耐水性、防湿性、耐寒性、伸張性、透明性などに優れており、野菜類などの包装に適しています。
古紙や石灰乳蒸解のわらなどを主原料とした黄板紙は、安価な組立箱や表紙、紙管などに用いられます。