包装はいつからあるのでしょうか

包装で、食品は品質の保持ができるようになりました。微生物制御をするわけですが、その際、食品の品質や安全性を犠牲になってはいけません。高温で長時間の殺菌や過剰な添加物の利用となると、本末転倒です。食品の品質を保持する技術と包材、流通条件を望ましい形にするのが大切です。包装形態やデザインも非常に大事ですし、破棄物処理の方も考えていかなければなりません。包装というのは、原始時代からあると思われます。原始時代の包装容器といえば、ひょうたんや椰子の実の殻があります。草木の皮や葉っぱなどで包んだり縛ったりしていたと考えられます。食事は土器で煮炊きをしていました。古代エジプトは、ガラスの器が飲んだり食べたりに使われたいたようです。紀元前1000年頃の古代ギリシャではワインがたくさん作っれたようです。そのワインをアンフォラという両手月の大型のツボに入れて、貯蔵したり輸送をしていました。古代ローマ人は、チーズを食べていたようです。牛乳などを入れるものとして、羊の胃袋や皮袋などが使われていたといいます。古代中国では、紀元前2000年頃から青銅器の時代が始まりました。青銅器は、殷、周、春秋戦国を経て、紀元前3世紀ごろまで続きました。ただ、この時代に作られた青銅器は主に禁令用です。一般には陶磁器が使われていました。施釉陶器である原始磁器が春秋戦国時代に発達したといいます。日本では紀元前3500年頃の縄文時代の貝塚から土器や壺が見つかっています。他にもつるで作った網カゴなども見つかっています。紀元前200〜300年頃には、酒造りが大陸から伝わって、木製の樽や須恵器、陶器、ひょうたんなどが使われました。